先日の告知の通り、ニュージーランド南島のマルボロ地区のワイナリー、Churton(チャートン)の醸造家でありオーナーのサム・ウィーバー氏が来店してくださいました。今後日本で流通がはじまるこのワインを、どこよりも早く、いつもより少しだけお得にお試しいただける機会に多くの方が参加してくださいました。
ニュージーランドで最も広大なブドウ畑を有するワイン生産地として知られるマルボロ地区。国内でも最も日照時間が長く、最も乾燥している土地の一つで、夏でも高温になりすぎない上に朝晩の寒暖の差があるこのエリアは、ブドウの生産に理想的だと言われ、たくさんのワイナリーが存在します。現地でも、気持ちの良い季節、お酒と日焼けで顔を真っ赤にしながらワイナリーツアーを自転車でしている一群を見たことも・・・。
今や世界中でニュージーランドワインの代名詞のようになっているソーヴィニョン・ブランは、このエリアで多量に生産され、国内外のマーケットへ送られていきます。
(上)4月にNZに渡った際、クライストチャーチから北上してマルボロに向かうために選んだ交通手段はTranzCoastalという電車。寝不足の頭をしゃきっとさせるために車内で買ったコーヒーを飲むのもこぼれないように注意しなくてはならないくらい結構揺れる。途中、野生のアザラシを海外沿いに数匹見つけて、さらにマルボロ名産のシー・ソルトの山(写真)を眺め、ブドウ畑が見えてきたら目的地のブレナム駅まで、もうまもなく。
大規模な畑を所有し多くのスタッフを抱えるワイナリーも多く存在する同地区ですが、手作業で管理できる大きさのブドウ畑を持ち、さらに収量を制限し高品質のワインを作りだそうという小規模ワイナリーも同時に存在しています。
本日ご来店してくださったサム・ウィーバー氏が設立したチャートンもそのような家族経営規模のワイナリーであり、平たんな畑のイメージの強いマルボロ内では珍しく、海抜200mの丘の斜面のほとんどにソーヴィニョン・ブラン種とピノ・ノワール種の畑が広がっています。
(上)チャートンの畑。バイオダイナミックの手法を採用。海抜200Mの丘上にあるので、周囲に比べて朝晩はより一層冷え込む上に、崖下のエリアが霜害があるのに対して、ここでは霜害がないそうで、それもこの土地をブドウ畑に選んだ理由だという。

(上)ChurtonのSam Weaver氏。ワイナリーで作業中の様子。当店に来店された日の衣装にはイギリス出身の彼らしく(?)ビートルズの顔がたくさんプリントされたシャツをチョイス!
オーナーのウィーバー氏は、チャートンを立ち上げるまで、25年以上フランスやイギリスなど各地で醸造やコンサルタント、ワイン商としてのワイン取引など様々な面からワインに深く関わり、1997年に奥様とチャートンを設立したそうです。

(上)随分とお世話になってしまった奥様のマンディさん。車で畑を移動しながら丁寧に案内してくれる。車の中でがたがた揺られながら、彼らの畑のアップダウンを感じる!
(上)バイオダイナミック農法に欠かせないコンポスト(堆肥)づくり。マルボロ産ならではの力強いアロマやフレーヴァーを表現しつつ、同時にオールドワールドの偉大なワインのような複雑な魅力を兼ね備えたワインを作りだそうと、日々作業が進められている。

(上) 細かく環境によって分けられた畑の地図。良く見ると、まるでお肉屋さんの肉の部位の表のような名前が各プロックについている。ユニーク!
なぜか当日の写真が残っていないのですが(不覚です)・・・、
当日はサムさんのご好意で届けられた大変大変スペシャルなマルボロ産(?)食材が調理され、皆さま驚かれたのでは??? 実際におかわりが続出でディナータイムにはほとんどがなくなってしまい、後から来店された方、申し訳ございませんでした。
この日、リストされたワインは以下の通りです。
-2003 Marlborough Sauvignon Blanc
-2007 Marlborough Sauvignon Blanc
-2008 Marlborough Sauvignon Blanc
-2003 Marlborough Pinot Noir
-2006 Marlborough Pinot Noir
-2007 Marlborough Pinot Noir
最後に、なによりも、外は一時どうなる事かと心配するくらいの悪天候(豪雨!)にも関わらず、夕方から、そしてさらに少し暗くなってからの時間にはとても多くの方々にご参加いただき、本当にありがとうございました。いつも支えていただき、心より御礼申し上げます。